魔球

魔球

2022年1月30日

オミクロン株、憎し。近くの市営アリーナがコロナの為にまたスポーツ活動を中止しました。数多の卓球サークルも中止です。隣町の市民会館のサークルは未だに中止にならず、卓球サークルが運営できていますが、いつまで活動が続けられるのか心配です。

千葉も1日3800人、過去最多の感染者数を記録し、累計感染者数は15万人も目前です。千葉県の人口は約600万人ですから40人に1人が感染している割合になります。「ドコドコのダレダレさんが感染した」「家族全員が感染した」等とコロナが身近に迫っている気配を感じます。

ちょっと前なら「俺の周りには感染した奴なんかいねえよ、あんたの周りで感染した人、いる?」なんてまるで7億円の宝くじに当たった奴なんかいるの?みたいにコロナを軽視しています。

ワクチン接種しても「ブレークスルー感染」している人が多いのに「俺は2回接種したからマスクなんかしないんだ!」と気炎を吐いているオヤジもいるし。「オジさん、オジさん、それは違いますよ」と嗜めても知らん顔。早く3回目を打ちましょう!

これで20人に1人、10人に1人の割合で感染者が増えて行くともう日本もパニックになるかもしれません。今朝のサンデーモーニングで日本はもう既に10人に1人が陽性だと聞こえて来ました。マジ?ホント?赤信号、みんなで渡れば怖くない。コロナ株、みんなで罹れば怖くない。いやいや、怖いでしょ?しかもBA.2とか感染力の強いオミクロン株がまた蔓延し始めているそうだし。神様、どうかピークアウト、お願いします。

「魔球」と言う文字を目にすると昭和30年生まれのオヤジは漫画「巨人の星」の大リーグボール1号、2号、3号を連想してしまいます。

卓球にこれらの魔球を応用できないかとショウモナイことを考えてしまいます。 

「1号」は相手のラケットを狙い、ネットミスかオーバーミスを誘い得点します。でも相手がお上手でないシニアの方ならラケットの動きは予想がつきません。本人さえ予想がつかないのですから、もしかしたら鋭く返球され逆にやられてしまうかもしれません。

「2号」は消える魔球ですが、物理的に卓球場では土煙も舞いませんし、球は消えようがありません。

「3号」はナックルの様な球質でラケットをスイングすると球がラケットをよけてしまう魔球です。これなら軽いピンポン球で実現の可能性がありそうです。

プラスチックボールの質量は2.7gで時速5kmのナックルボールを打ったとします。相手のラケットに当たる衝突時の衝撃は約0.3g。https://calculator.jp/science/kinetic-energy/

時速5km程度のピンポン球の運動エネルギーは殆どありません。2.7gの質量だけなら少ない風力でピンポン球を動かすことができます。常識的に正面からの風力でピンポン球がラケットをよけるなんて考えられません。横からの風なら球の軌道を変化させることは可能ですが、もう魔法を使うしか手はありません。

どれだけの正面の風量なら球がよけるのか、文系出身で理系ではないので数字にとても弱く厳密な計算はできません。球の加速度や球の大きさ、空力学等を考えるともっと難しそうに思えます。興味のある方は計算してみて下さい。

因に時速100kmの球の衝撃度は106.2gで「マックのハンバーガー」または「コンビニのおにぎり」と同じぐらいの運動エネルギーになります。プロ選手なら180kmのスマッシュを打つらしく衝撃度は345gとおにぎり3個分。(計算ミス??)ラケットが弾き飛ぶかもしれません。

大リーグボールは実現不可能としても杉本コーチの繰り出すサーブは私のラケットをよけて球に当たりません。曲がると分かっていても当たらないのです。正に魔球。

しかも右から左にラケットが移動して、同時に上回転が掛かる様にラケット面を上にします。それなのになぜ(こちらから見て)左に曲がるのでしょう?不思議です。

1 ワンバウンド 2 ネット上 3 ツーバウンド

インパクトから3のツーバウンドまで右に曲がっています。3~4の軌道は左に曲がって見えるのです。もしかしたら3~4は真っ直ぐに直進して、左に曲がっているように錯覚しているのかもしれません。この動画で見るより遥かに変化しています。私のラケットにかすりもしません。😅

※追伸

練習を重ね、なんとなくこのサーブ、分かってきました。(こちらから見て)右から左にラケットを移動して、同時にラケットをしゃくる様に上に向け、同時に左にラケット面を捻るとこの魔球になりました。シニア相手には効果抜群に違いない。

丹阿弥清次

1955年生まれ。広告デザイン会社退社後、デザイン会社を起業して三十数年。卓球歴は大学以来40年の空白状態。還暦前に再挑戦。しかし奮闘努力の甲斐もなく今日も涙のボールが落ちる。

※批判的なコメントはご容赦願います。