水谷選手・伊藤選手、感謝致します。社会人になっても学生時代の部活や趣味のスポーツを聞かれるとテニスとスキーなんて答え、暗い卓球部員だったなどと恥ずかしくて答えられませんでした。隠れキリシタンの様です。それがこんなに世間で大きく取り上げられ世の中の中高年卓球愛好家は鼻が高い事でありましょう。不手際の多い五輪ですが、卓球日本代表選手の皆様、個人戦、団体戦も健闘を祈っております。
さて今回は意識のお話しです。私も含め、ロートルの方達は球を相手のコートに入れる意識が足りないと思います。いい加減に打っても入るだろうと楽観的な考え方でスイングしています。70年80年代の頃、私たちの世代はボーリングに熱中しておりました。たまに友人と賭けボーリングをしたりすると真剣になります。賭け金は可愛いものです。真剣になります。レーン上のスパット(spot=くさび形の目印)とピンのポケットに照準を合わせ投球します。—じぇったいにストライクを取る。あの時の必ずものにすると言うあの執念を卓球では持ち合わせていません。もしかしたら賭け卓球をすれば強くなるかもしれません🥴。
オヤジ達が「ネットの白線ラインの上を目掛けて打つのがコツだ」と話しているのを聞いたことがあります。球の高さが一定ならば入る確率が高いのでしょうが、球の高低を考えず常に白線目掛けて打てばネットミスもオーバーミスも多くなりなりそうです。しかしこのコツもボーリングのスパットを照準にピンを狙う様な方法で安定する方もいると思います。
また弾道の頂点が横から見てネットの手前だと入る確率が高くなると言う動画もありました。【図1】自分の打球をネットの手前で頂点を作るのは技術的に視覚的に難しく何度か試してみましたが上手く行きません。フォアハンドなら少し斜め後の視線で捉えるのでまだ理解できるのですが、バックハンドは視界が球の真後ろになるので頂点がネット前になっているのか判断がつきません。理論的に正しいのでしょうが、余程、練習を積まなければ私には会得できそうにありません。個人的な感覚の違いがあると思いますので、修得できそうだと思われる方はトライしてみて下さい。
「高さをコントロールしやすい水平打法で相手のコートを狙って打ちましょう。そしてやや上方向に振る水平打法にしましょう。そして膝で調整して球の高低に合わせて、胸の辺りで捉える様にします。但し相手コートを狙いますが、球の行方は目で追わず、直ぐに相手のラケット、相手の体勢に照準を合わせます。姿勢を低くすれば自然と球の行方も相手の情報も視野に入ってくるので反応が早くなると思います。」との杉本コーチのアドバイスです。なんと簡単な答え。相手のコートを狙って打つ。あまりに当たり前の事をお話しされています。しかし伊藤美誠選手の様な前陣速攻型は水平打法で強打するのを目にしますが、水谷選手の様な中後陣の選手はコート目掛けて打っているのか分からなくなって来ました。またの機会にコーチに質問してみます。いずれにしてもどう意識するかは人それぞれの様な気がします。この課題は暫く研究致します。
●卓上マシンの利用法
卓上マシンより台の外に設置する高性能マシンのほうが良いとお話ししましたが、卓上の効果的な利用法があります。複数のコーチがいない場合、卓上マシンに短い球を送らせ、コーチがロングの球出しをします。マシンとコーチがシンクロしてネット際とエンドライン寄りのロングのコンビネーションの練習に役立てると思います。卓球ロボットを使用する効率的な練習方法が紹介されている書籍を探してみようと思います。
※追記
書籍はありませんでしたが、DVD がありました。拝見の後、また感想をお伝え致します。「国際卓球」のサイトで短い動画の紹介がありました。卓上マシンでも威力があれば、役立ちそうです。すみません、日参していた卓球場のマシンが余りに酷い代物でしたから侮っていました。また卓上マシンを台の外に設置するためのマシンスタンド(もしかしたらボールスタンドかもしれません。)があることを初めて知りました。知識不足ですみません😔。
●「卓球王国」の表紙に悪意を感じる
「卓球王国」の今月号の表紙をもし張本選手、伊藤選手がご覧になったら多分テンション下がると思います。どう見てもぼやき漫才のコンビにしか見えません。スポーツ選手が掲載されている写真はなりふり構わない必死な形相や呆けた表情だったりして本人が見たらショックだろうなと思います。その点、俳優やタレントの撮影後、フィルムを所属プロダクションにチェックしてもらい使用許可のカットを選んでもらっていました(実はとても面倒)。スポーツ選手にはそんな慣例はないので同情致します。