勝つための思考と戦術2(対粒高のサーブ/杉本コーチ監修)

勝つための思考と戦術2(対粒高のサーブ/杉本コーチ監修)

2021年6月26日

粒高の苦手意識は相変わらずです。試合前のラケット交換の時に相手が粒高使用だと分かるともう血の気が引いて負けた気になってしまいます。高校の高木先輩(熟練者)にそのお話しをすると「最初は苦手だったけど、今は克服して、相手が粒高だともう餌食だよ。」と頼もしいお言葉。裏ソフト使用の上級者の方は粒高を恐れずに得意としている様に思われます。

杉本コーチに「どんなサーブを粒高相手に出しています?」と聞かれ、ナックルロングサーブをメインにサーブを組み立てているとお話ししたところそれが大きな間違いだと教えられました。これも一例ですので、あくまでご参考程度にどうぞ。

【対粒高のサーブ】※相手がバック面粒高使用の場合です。

基本的に粒高は下回転は上回転に、上回転は下回転になり、ナックルはそのままナックルで返球されます。粒高の回転の仕組みはWRMのサイトで紹介されています。粒高の回転の仕組み

【図1】

上回転スピードロングサーブをバック側の深い位置に出して、相手に時間的余裕を与えません。粒高はカットブロックしかできません。下回転になる事が予想できますからドライブで待ち構え、強打できます。

【図2】

下回転のスピードロングサーブをバック側の深い位置に出すと相手の球が上回転の球になって、その球を強打できます。

【図3】

ナックルのスピードロングサーブは粒高の初心者の場合、技術力が劣るため打ち頃の高いナックルの球で返って来ます。しかし中級者以上になるとバック側へのナックルロングサーブに対して低く鋭いナックルボールがフォア側に返って来ます。とても打ちづらい球で体が泳いでしまい追い付けません。体が泳いでしまい追い付けず、とても打ちづらい球になっています。たまに意表をつく様にナックルロングサーブを出しても構いませんが、下回転、上回転のスピードロングサーブを中心にサーブを組み立てたほうが良いでしょう。

【図4】

粒高はネット際の球の処理を得意とします。ネット際のサーブ、レシーブは深くツッツかれたり、ストップされたりと粒高に翻弄されてしまいます。なるべく相手の深い位置に球を送ります。ネット際のサーブもたまに出すのなら効果があると思いますが、相手の実力、力量を見極めてどんなサービスが効くのか考えます。

【留意点】

●粒高に限らずナックルボール全般に言える事ですが、直線に飛んで来るナックルの球をフラットなラケット面で強打すると、ナックルのまま直線に飛んで行き、オーバーミスの原因になります。だから返って来た球が打ち頃のやや高いナックルボールでも、7割を弾く感覚で、3割を回転を掛ける感覚で打ちます。そうすればオーバーミスする事なく相手コートに収まってくれます。

粒高相手にムキになって、ブチ切れの上、下回転を出すと自分にそのまま回転が跳ね返って来て打ちにくくなります。程よい回転で但しスピードのあるサーブを出すと打ち頃のレシーブが返って来ます。

熱中症

先週の少し暑い日の夕方、いつもの様に卓球の練習に励んでおりました。マスクのせいか息苦しく、動悸が激しくなり、こまめに休みを取りながら1時間の練習をやっとこなしました。2、3日しても少し動くだけで動悸が治らず、ここ5日程大事を取って、卓球を休んでおります。コロナ、とも思いましたが、平熱で少しずつ回復しているので、その恐れはない様に思われます。多分、熱中症の諸症状の様です。ご高齢の方、お気をつけて、涼しい卓球場で水分を摂りながら卓球を楽しんで下さい。

丹阿弥清次

1955年生まれ。広告デザイン会社退社後、デザイン会社を起業して三十数年。卓球歴は大学以来40年の空白状態。還暦前に再挑戦。しかし奮闘努力の甲斐もなく今日も涙のボールが落ちる。

※批判的なコメントはご容赦願います。