以前より少しオールラウンドのラリーが安定してきた様に感じます。卓球を再スタートして、丸7年が経ち、平均週3回程度の練習ですが、ようやく球に慣れてきて、また最近グリップを見直したせいかと思われます。
以下、あくまで個人的見解なので聞き流してください。
隣町の卓球サークルで初心者の方を相手に少人数の卓球教室を開いています。私が教えるのですから大したことは教えられません。専ら基本的な技術です。
シェークハンドのグリップについてお話しをした際に、「ラケットと手が別々の物ではなく、一体化する様な意識を持ちましょう。それには親指と人差し指でラケットを挟む様にして、人差し指の第一関節の腹で打つ様にすると的確なラケットの角度で球を捉えることができますよ。」とアドバイスしました。以前何かの本で読んだ知識を披露してしまいました。勿論、グリップなど千差万別で、個人々々自分が握りやすく振りやすいグリップを模索すればいいと思います。
功を奏したのか、皆さん、早速スイングがスムースになり安定しています。
これに触発されて、小生も中ペンのグリップを見直す事にしました。人に教えていると自分も勉強になります。
(下図参照)左が裏面打ちを始めた頃のグリップです。台上のラケット操作がしやすいと聞いてこの裏面の指を丸めるグリップにしました。近年はドライブのスピードを出したいため、右の様に中指薬指に力を入れる事でインパクトが強くなると聞いて、裏面の指を伸ばすグリップに変えました。
ではこの中指薬指を伸ばしたペンホルダーグリップの場合、的確なラケット角度を作るため、手とラケットを一体化させるにはどうしたらいいのか?(下図参照)
それまで漠然と握っていたグリップですが、中指と薬指の先端、第一関節の腹の部分に意識を集中しました。中指薬指の作る角度がそのままラケットに直結する様なイメージでスイングしてみました。ループドライブなら垂直に、スピードドライブなら下向きに、ツッツキなら上向きに、中指薬指のラケットに触れる微妙な感覚を集中してラケットを操作します。
手首や上腕、前腕や肩を意識するのではなく、中指薬指の指先を常時意識してみました。
また親指は第一関節の腹で押さえるとラケットが上に向きやすくなるので、親指のやや側面でラケットのグリップに当て、ラケットを握るというより、ラケットを挟むという感覚でスイングしました。
バックハンド(裏面打ち)も同様に、中指薬指は相手の方に向きますが、手前に向いている指の腹の感触を意識して角度を作ります。
人差し指はラケットを支える程度に軽く押さえます。小指は台上がプレイがしやすい様にラケットから離します。
ぞんざいなグリップで打ってた時より、細かなラケット角度が調整でき安定しました。
「そんなの当たり前じゃないか?オッサン、イマサラ何言ってんだよ!」と若いもんに馬鹿にされるかもしれませんが、65歳にして始めてグリップの大切さに気付かされました。
相対的に考えるにシェークハンドに比べ、やはりペンホルダーの方がグリップの点では難しいでしょう。ペンホルダーの方が繊細で知的なプレイヤーが多いと思います。ワハハハハ〜😁
しつこい様ですが、あくまでもこれは私見であり、グリップなど千差万別です。
更なる高見を目指して精進する次第です。