オバサマとダブルスを組んだ練習試合の最中、私がミスをすると下手なオバサマから「もっと力を抜いたら」と怒った顔でアドバイスを受けました。だれでも卓球をしている方なら、一度は誰かに言われたことがあるはずです。
オバサマがミスばかりするから挽回しようと焦ってしまい、力が入るのです。あなたのせいです。😡
しかし「力を抜いて打て」と言われてもどうして良いのか分かりません。人間全身の力を抜いてしまったら、立っていることもできません。
フォームが直線的だと力が入りやすく、円運動でスイングすると力が抜けると、ある卓球クラブが動画に流していましたが、元々、円運動でスイングしているので私には当てはまりません。
軽打のラリー練習ならリラックスして力を抜いて打てますが、試合になると力が抜けないのは、得点するためにドライブ、スマッシュで強く打とうとして力が入ってしまうからです。
テイクバックからタメを作る際に力が入り、さらにインパクト時グリップに力が入り、フォロースルーまで力が入りっぱなし、そのまま次球に対応するともう体は思う様に動きません。
インパクトの際、「グリップに力を入れて」とコーチに指導されると自然に前腕、上腕、肩に力が入ります。そのまま力はラリーが続く限りずっと抜けません。
で、杉本コーチから「力を抜いて打つ」のではなく、「力を入れて打った後、どう力を抜くか」と言うアドバイスを頂きました。
①まず力を抜いてテイクバックを取ります。
②インパクト時にグリップに力を入れます。
③フォロースルーもそのまま力が入っています。
④振り切った後、ストンと肩を落とし力を抜きます。体の重みを感じます。ラケットは胸の辺りに下がり、この時をニュートラルに設定します。
ドライブでもフォア及びバックハンドでもラリー中は常にこの力の出し入れを行ないます。
これでフォア、バックどこに返球されても対応できる様になります。
このアドバイスのおかげで今までになくコーチとオールラウンドのラリーが続きました、またもや目からウロコです。しかしまだ完璧と言うには程遠く、出来たり出来なかったり。なんだか長い道程になりそうです。しかしこのコツを会得できれば、強くなれると信じて精進致す所存です。