ヨーロッパで進化したシェークハンドのグリップ部分を短くしてペングリップで使用したのが中ペンの始まりです。1980年代はまだ片面だけにラバーを貼り、裏面を使用するプレーヤーは少なかった様です。
その後、裏面打法を本格的に取り入れた劉国梁が1999年の世界選手権で男子シングルスの世界チャンピオンとなり、さらに馬琳、王皓等によって裏面打ちが確立されて行きました。(Wiki参照)
私も未熟ながら、日ペンの弱点、バックハンドを強化するために日ペンの反転式ラケットで裏面打ちを始めました。暫くして日ペンから中ペンに変えました。中ペンの方がバックハンドが振りやすいと考えたからです。中ペンの問題はラケットの重さでした。中国でも当初、ラケットの重量が上がったため手首を痛めた中国選手が続出したそうです。(卓球王国10月号)
①ニッタク「双」MFP角型(日ペン) ラバー:ミズノ「Q5」特厚157.9g
②ミズノ デネブ(中ペン) ラバー:ミズノ「Q5」特厚169.0g
③アカディ BR006-CHK-1(中ペン) ラバー:ミズノ「Q5」特厚178.9g
④インナーフォース SUPER ZLC(中ペン) ラバー:ミズノ「Q5」厚(特厚から厚に変更) 183.3g
⑤インナーフォース SUPER ZLC(中ペン) ラバー:VICTAS「V11>Extra」MAX 175.8g(MAX ラバー高さ1.5mm スポンジ高さ2.5mm)
⑥インナーフォース SUPER ZLC(中ペン) ラバー:VICTAS「V11>Extra」2.0mm 172.4g(2.0mm ラバー高さ1.5mm スポンジ高さ2.0mm)
※ラケットの削り具合、ラバーの貼り方に違いがあるのであくまでこれらの数値は目安とお考え願います。
日ペンから中ペンに変えてから、重さにストレスを感じ、⑤の時点でそれまで使っていたラバー「Q5」厚から「V11>Extra」MAXに貼り替えました。超難問。中高年のフットワーク
暫くして「V11>Extra」のMAXから2.0mmに変え、さらに軽量化を図りました。結果④の「Q5」と⑥の「V11>Extra」2.0mmの重量差は-10.9gになりました。軽量化に成功したと思います。😄
VICTAS「V11>Extra」の感想
2.0mmの厚さはMAXと比べてスポンジが0.5mm薄いだけでスピードも回転力も変わりはありませんでした。ただ薄くなった分だけインパクト時に固さを感じます。
また湿度の高い日に、下回転をドライブで持ち上げようとすると、ストンと落ちることがよくありますが、「V11>Extra」MAXも2.0mmも、「Q5」に比べるとラバーに引っかかる様な気がします。
余談ですが、「Q5」を1年以上使用して感じたことは、赤いラバーの方が黒いラバーより劣化が早く、フチがボロボロになりやすいことです。なんで?🤔隣町の卓球クラブで「Q5」を使用している方もやはり赤いラバーが劣化していました。「V11>Extra」は柔らかいラバーと雑誌で特徴を上げていますが、「Q5」ほど脆さを感じませんでした。
あーあ、ついにやってしまった。
「インナーフォース」のグリップは固さを感じます。鷲掴みのグリップなら、指に負担がなさそうですが、私は日ペン同様グリップに人差し指を乗せ、親指も深く差し込む握り方です。しかしこのグリップだと人差し指に力が入り、またグリップの固さのせいで指がどうしても痛くなります。痛みを抑えるために絆創膏を人差し指に貼るとグリップに違和感があり、思う様にプレイできません。そしてついに、やってしまいました😔。この高価な「インナーフォース SUPER ZLC」にコルクを貼ってしまったのです。絶対にやるまいと誓っていたのですが、格好より握りやすさを重視してしまいました。