漫画でお勉強。

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2020年8月13日

マンガで読む卓球ものがたり1・2 ── 卓球王国

卓球の歴史が漫画ならではのわかりやすい構成になっていてとても楽しく拝見致しました。子供にも大人にも受け入れられるのではないかと思います。

ただ、私は種々雑多な卓球本を読んでいるせいか、卓球の歴史本では藤井基男氏の「卓球 知識の泉」の方が興味深く読めました。

しかし本作の中で、表ラバーを裏返し、裏ラバーにして回転が強く発見したのが永井達四郎という日本人だと言うこと、裏ラバーを2枚重ねにして使用していた選手がいたこと等は始めて知りました。

数年前、卓球教室の会員の飲み会で、卓球クイズを出し合いました。と言っても出題者は私とコーチの二人でしたが…。

●日本で始めて卓球をした人はだーれ? 答え:夏目漱石——誰も答えられませんでした。

●イボのラバーを「表」、ツルツルのラバーは「裏」。なんで?  答え:最初に「表」が出来たから。——簡単なクイズですが、皆さん、イボが後から出来たと思い込んでいた様です。

そして若いコーチの出題は●木べらはなぜ禁止になったのか?  答え:木べらを認めると卓球メーカーが儲からなくなるから。——真偽の程は未だ不明です。大学の体育会卓球部の先輩にバタフライの会長だった方がいらっしゃるので、今度お会いした時にお尋ねしてみようと思います。

この様に卓球の仲間とクイズ大会を開くと楽しいかもしれません。銀座のクラブでホステスに出題したら興味を示してくれるでしょうか?

●石川佳純ちゃんの趣味は?  答え:カラオケ(これ本当!)

●水谷隼選手の趣味は?  答え:ホステスさんを口説くこと。スミマセン、冗談です。😔

マンガでたのしくわかる!卓球 ── 西東社 / うまくなる卓球 ──学研

何となく期待せずに本屋さんで購入しました。時間つぶしにはもってこいだろうと。しかしこの2冊の本は思いのほか充実しています。私も改めて卓球技術の復習になりました。「うまくなる卓球」はB5版の変型でハードカバー。WRMの山口隆一氏(ぐっちぃ)が監修。当人も出演しています。

PINGKONG 1・2 ── 小学館

姉がピンクのキングコングになり、妹(主人公)とダブルスのペアを組み、お互い成長すると言う荒唐無稽な漫画です。発想は面白いのですが、作者がダブルスは交互で打たなければいけない根本的なルールが分かっていない様で少しがっかりしました。※注 卓球の技術向上には役に立ちません。

丹阿弥清次

1955年生まれ。広告デザイン会社退社後、デザイン会社を起業して三十数年。卓球歴は大学以来40年の空白状態。還暦前に再挑戦。しかし奮闘努力の甲斐もなく今日も涙のボールが落ちる。

※批判的なコメントはご容赦願います。