動けと言われてもどこに動けばいいの?

動けと言われてもどこに動けばいいの?

2022年7月7日

先日、夜中に悪夢を見ました。

杉本コーチに「もっと動いて下さい。動いていませんよ。もっともっと動いて下さい。もっともっと…もっともっと」淡々と物静かな口調でアドバイスしています。

相変わらず未だ動けていません。以前お話し致しました一歩動で「では取り敢えず、一歩足を出してみましょう!」とアドバイスされるもやはり動けていません。

高校の卓球部で同輩の稲垣君は全く動いていないのですが、コーナーを突くのが得意、しかも球のスピードはフォアよりバックの方が速く、また両ハンドの切り替えしも上手く相手は球に追い付けませんでした。

歳を取る程、動けなくなるだろうと危惧して、裏面打ちをマスターしようと思い立った次第ですが、動くこともできず、裏面も中途半端な状態が続いております。
「動いてください」と100万回言われても動けない私。

優しい杉本コーチが悩めるオヤジを察してか「ボールの飛んで来る軌道に合わせて足を合わせてください」とアドバイスされます。

【図1】
球の軌道に合わせて右脚のつま先に球を合わせます。体と球が離れ過ぎて体が泳いだり、体と球が近過ぎて詰まったりしない様になります。体勢が崩れても球を返球できますが、しっかり強打するには最適な位置で打たなければなりません。【図1】のAの様に後方で球を捉える場合、体を開いて懐に空間を作って打ちます。

【図2】
球を足のつま先に合わせると同時にテイクバックを取ってスイングします。スイングと同時に踵を浮かせて回します。この動作により常に股関節にタメが生まれ強打できます。
バック側に飛んで来た球は、体の中心に合わせて動きます。

どこに動けば良いのか目標地点がはっきりしたので動き方に迷いがなくなりました。またもや「目からウロコ」です。「そんなこと知ってらぁ。」とか「動かないほうが安定するんじゃね。」なんて仰る方もいらっしゃると思いますが、私は杉本コーチを信じて付いて行きます。💖

「少年のふろく」

子供の頃(今から57年前)、毎月の少ないお小遣いで当時子供たちに人気の月刊紙「少年」を購読していました。夕食時にカミさんに「少年」の付録の話を聞かせてあげました。

「レコードプレーヤーが付録に付いていたんだよ。レコードはソノシートで手で廻すんだ。」「手で〜?うそ〜?」

「映写機の付録は中に裸電球を入れて、セルロイドのフィルムを暗い部屋の壁に映すんだ。」「絵は動くの〜?」

全く信じていない様子。もしやと思い早速Amazonで検索!

ありました。「少年のふろく」光文社、串間努氏著。初版が2000年。もう20年以上も前に発行され、300頁の力作です。当時の出版社や編集員たちの苦労が伺えます。
以下、引用。

●昭和28年11月号 学習スライド映写機
●昭和36年4月号 少年レコードプレーヤー

ありました。カミさんに写真を見せると「へえ〜」の一言。
前号の付録の予告は誇大広告と知りながらも楽しみにしておりました。

さらに興味深い付録がありました。
昭和41年9月号 忍者ピンポンセット

以下、串間氏の本文引用。
「作り方のページで『きみのいえのおぜんがピンポン台に早がわり』とあるのをみると、まだダイニングキッチンのテーブルとイスはそんなに普及していなかった時代とわかる。ネットを張るためのセロハンテープもついている、完成品付録。「忍者」と冠しているのは、忍者ハットリくんのキャラクター付録だから。ボールは普通のピンポン玉のように軽やかに弾まず、ラリーを続けるのは至難のわざ。」
昭和40年の頃の卓球選手を調べると長谷川信彦選手、木村興治選手、山中教子選手が活躍する時代でした。

「バタフライミニチュアコレクション」ガチャ

Facebookを覗くとたまたま伊藤条太先生(卓球コラムニスト)のサイトに「バタフライミニチュアコレクション」(¥2,880)が掲載されていました。購買意欲が湧いてしまいました。この手のミニチュアは精密で良くできています。予約販売なので暫くしてAmazonから届きましたが、作りが脆く、強く触ると壊れてしまいます。瞬間接着剤が必要です。まあ、ガチャですから。
一計を講じてタミヤ模型のディスプレイケース(¥1,255)をAmazonで購入してジオラマを製作しました。夜な夜なお酒を嗜みながらミニチュアの世界に浸れそうです。

丹阿弥清次

1955年生まれ。広告デザイン会社退社後、デザイン会社を起業して三十数年。卓球歴は大学以来40年の空白状態。還暦前に再挑戦。しかし奮闘努力の甲斐もなく今日も涙のボールが落ちる。

※批判的なコメントはご容赦願います。