裏面打法特訓3日間(手首使う派?使わない派?)

裏面打法特訓3日間(手首使う派?使わない派?)

2021年7月22日

人間相手のラリーだと失礼のない様に、また極力、ミスのない様に気を遣います。対ロボットが相手ならどんなインパクトで球を捉えれば良いか、またこんな無茶な打ち方でも入るのかと故意にミスをする様な色々な打ち方を試すことができます。

バックハンドドライブ(裏面打ち)のタイミングが合わず下回転の球がポトッと下に落ちることが間々にあります。「今の球はタイミングが合わなかった」と自分にミスの度、納得させていますが、厳密にどんなタイミングで打球すればミスがなくなるのか、そこまで追求していません。

以下の図の様に様々なラケットの位置で打ってみました。人それぞれ個性も体も考え方も違います。私の個人的な意見なので参考程度にご覧願います。

【1日目】

【図1】②の位置でテイクバックを取ります。振り始めの②の位置で球を捉えるとラケットも加速していないので、球が持ち上がらずに下に落ちてしまいます。③の位置だとラケットもほぼ水平になり、加速して球が持ち上がります。この時、手前から見て球の時計の10時辺りを捉え、オーバーミスしないようにラケットを前に押さず、横に振ります。④の位置で球を捉えると球が上がりやすくなり、オーバーミスしてしまいます。

【図2】また台上の下回転の球に対応するためにコンパクトに振るようにしました。肘を支点にするのではなく、手首と肘の 前腕の真ん中辺りを支点にして、テイクバック時、肘を高めに上げ、そして肘を下す様に振ります。回転半径を小さくしてテコの原理を応用してスイングします。 1960年代に活躍した日本代表選手の一人、三木圭一氏の古い動画でこのように指導されていたのを思い出し、参考に致しました。

【2日目】

ミスは少なくなったものの、バックハンドドライブの威力がありません。【図3】インパクトを強くするために①のラケットの位置から②のやや高い位置から、角度も平行気味にして打球してみました。球のスピードはアップしましたが、ネットミスしてしまいます。

私は手首を使うと安定しないので余り手首は使っていませんでした。シェークハンドは手首が使いにくく、ペンホルダーは手首が使いやすいと言われます。人間の体の作りとシェークとペンのグリップの違いによるものでしょう。私の知るペンホルダーの猛者達はほとんどの方が手首を使っています。裏面打ちが得意な巨体の方に「手首を使っていますか?」と質問すると「ペンホルダーなら手首を使わなければ損でしょう」とお答えになられました。その方は可成り膨よかな体をしていますが、腕を鞭の様にしならせてスイングしています。※初心者の方は安定しないので手首を使わない方が良いかもしれません。

それで下回転の球には【図1】の①の位置までテイクバックを取り、フリスビーを投げる様に手首を捻ります。

さらにライジングで【図1】の③の位置でタイミングを合わせて球を捉えます。ここでもラケットが加速していないと球はポトッと下に落ちます。段々、回転も掛かり威力も増して来ました。但し私はコテコテのドライブマンではありませんから、下回転の球にのみ手首を使い、前進回転には手首を使わない様にしています。この辺りの考え方も個人差があると思います。

【3日目】

Y-M-03のコントローラー

コントローラーの左端のボールピッチを50から70以上に速めて、下回転の球をバック側に一球、上回転の球をバック側に二球送る様にセットしました。杉本コーチから「三球目のドライブの後、戻って来る球のスピードは速いので早く戻る必要があります。」とアドバイスをされています。

次に左右の筒からフォア側とバック側に交互に下回転の球を出します。フォアハンドドライブ、バックハンドドライブで交互に打ちますが、これが結構難しい。ピッチは50にセットしますが、それでも慣れないと早く感じます。

【用具】

バタフライのインナーフォースSUPER ZLCの中ペンにファスタークC-1を貼り使用していましたが、現在、ラケットはバタフライのSKカーボンCS、ラバーはヴェガヨーロッパを使っています。インナーフォースの方が威力はあるのですが、重量のせいで振り遅れてしまいます。インナーフォースと比べ20gも軽くSKカーボンだと振り遅れません。威力より安定性を重視しました。前者は総額約40,000円、後者は約13,000円。ラケットの価値は金額ではありません😤。

ラバーが軽くて柔らかいラバーなので角度打ちで打っているとオーバーミスが多くなってしまいました。球の食い込みが良いのでラバーに引っ掛かってくれます。最近は角度打ちもたまに使いますが、ドライブを主体にして練習しています。これも相撲取りのような巨体の猛者が「一つの打ち方じゃなく、色々な打ち方をマスターした方がいいです。」と言っていたのを思い出します。

丹阿弥清次

1955年生まれ。広告デザイン会社退社後、デザイン会社を起業して三十数年。卓球歴は大学以来40年の空白状態。還暦前に再挑戦。しかし奮闘努力の甲斐もなく今日も涙のボールが落ちる。

※批判的なコメントはご容赦願います。