65歳で玩具を買ってみた 1(Oculus Quest 2)

65歳で玩具を買ってみた 1(Oculus Quest 2)

2020年12月19日

メリークリスマス!

熊本で父が映画館を経営していた時、私は5歳の可愛らしいガキでした。当時、松下電器(現パナソニック)提供のテレビ子供番組「ナショナルキッド」が放映されていました。キッドは地球を守るヒーローです。クリスマスの夜、父がプレゼントしてくれた玩具がキッドの「エロルヤ光線銃」でした。豆電球が光るだけの光線銃の形をした懐中電灯です。それでも嬉しくて枕元に置いて寝た記憶があります。

私らの玩具と言えば野球盤ゲームやフラフープ、ダッコちゃん人形などのアナログ的なものばかりでした。

エロルヤ光線銃

コロナ禍の自粛モードのせいで何処か遠くに行きたいと願う気持ち、未知の世界に誘ってくれるだろうと期待する気持ちから、この度VRゴーグルなるものを購入しました。今年はラケットや卓球ユニフォームや玩具を買って、子供の様に無駄遣いをしています。老い先短いので自分を許そうと思います。なんつったって、クリスマスですから。😊

アメリカOculus製「Oculus Quest 2」をAmazonで注文したら、なんと翌日に届きました。ゲーム機が不要でWifiに繋げれば使えるVRゴーグルという触れ込みでこの商品に決めました。但し、PCかスマホは設定や登録、アプリの購入のために必要です。

翌日早速、セッティング。ところが取扱説明書が付いているものの全く役に立ちません。取説と呼べる代物じゃありません。パソコンかスマホで「Oculus」のサイトで調べるか、どなたかのサイトで調べるしかありません。初期設定さえ年寄りには難題です。最近のPC、スマホにも説明書がありません。活字を頼りに生きて来たアナログ人間にはネットで取扱いを調べるのはとても違和感があります。充電する方法も電源を切る方法もコントローラーの電池交換も何も分かりませんでした。

それでも悪戦苦闘の末、何とか設定が終わり、立ち上げると3Dの世界が目の前に。感動します。綺麗です。迫力です。37,000円もする玩具ですからこれくらい感動させてくれて当然です。こんなもん、ガキンチョには勿体ない。でもガキンチョなら初期設定などお茶の子さいさいなのしょうね。

背景が日本の旅館の様な一室で、暫くお酒を飲みながら寛いでおりました。お酒のグラスを現実世界のテーブルに置くと仮想空間の中ではグラスは見えません。そりゃそうだ😅。ゴーグルの鼻の隙間から探して、お酒をこぼさない様にグラスを掴みます。ゴーグルが邪魔して多少飲みにくいのも難点です。しかし寛いでいるつもりでも仮想空間に長居すると年寄りは疲れます。

VRゴーグルを購入した理由は仮想空間の中で卓球をしてみたかったからです。「Eleven Table tennis VR」と「Racket Fury」の2つのアプリをVRゴーグルの中で購入して、試しに少しプレイしましたが、上手く打てません。空振りします。なんじゃ、こりゃあ!😩

二つのアプリを紹介するYouTubeの動画がありました。20分の長い動画ですが興味のある方はどうぞ。

上手く打てないのはコントローラーと仮想ラケットの感覚にズレがあり、安定しないのではないかと思いました。実際のラケットの感覚に近くなる様、ラケットアダプターを購入しようと検索。ところが何処も在庫切れ。皆、考えることは同じ。それでアメリカの「Etsy」のサイトで見つけて注文しました。1,800円程度のものが送料のせいで3,500円ぐらいになりますが、リアルな卓球をするために必要なアイテムだと思い、購入致しました。まだアダプターは届いておりません。到着は来年になるかもしれません。

もう少しアプリに慣れてからもう一度ブログでご報告しようと思います。

丹阿弥清次

1955年生まれ。広告デザイン会社退社後、デザイン会社を起業して三十数年。卓球歴は大学以来40年の空白状態。還暦前に再挑戦。しかし奮闘努力の甲斐もなく今日も涙のボールが落ちる。

※批判的なコメントはご容赦願います。