体幹とは

体幹とは

技術

体幹とは体の主要部分。胴体のこと。また、その部分にある筋肉。具体的には胸、背中、腰回り、腹筋、お尻はすべて体幹の構成要素ということになります。もう少し詳細に体幹を説明すると「腹腔」というお腹の内臓が詰まった部分を囲んでいる部分です。具体的には上は「横隔膜」、背中側には「多裂筋」という背骨に繋がっている筋肉があり、お腹周りには「腹横筋」というコルセットのような腹筋、下には骨盤底筋群があります。大きくこの4つの筋肉で腹腔は囲まれていて、ここがしっかりとしていると体の中心がしっかりとしていきます。力は筋肉が生み出すものですが、それが効率よく伝わってスムースに動きへと変換されていくためには体の軸である体幹がしっかりとしていなくてはなりません。体幹に力が入ると、手足から余分な力が抜けるので、スムーズな美しい動きが生まれます。腕に力が入っていると身体が後傾したり、上体がブレる原因なるかもしれないということです。

このようなことがwebに記載されていました。卓球に置き換えると腕だけで力強い球を打とうとすると体がブレたり戻りが遅くなるので、体の軸を保ち、上体を回転させてコンパクトに打つ様にしましょうということなんでしょうね。

下図の【A】は1960年代に活躍した往年の名選手のフォアハンドのフォームです。①は左足が前、右足を一歩後に引いて右足に重心を置き、テイクバックを取ります。②は腰を右回りに回転させながら左足に体重移動します。昔はこの様なフォームを全国の卓球少年が手本としていました。頭のブレも上体のブレも大きいのですが、驚異的な訓練と根性(?)でカバーできたのでしょう。まして世界選手権や全日本選手権で優勝した方ですからケチを付けたら罰が当たります。

【B】は「卓球王国」6月号の「健太塾」に掲載されていた松平健太のフォアハンドのフォームです。見出しは「フォア打ちでは重心移動は使わない」。松平健太選手は「ぼくの場合は、フォア打ちで重心移動を意識してしまうと必要以上にフォームが大きくなり、体がブレるなどスイングが安定しなくなってしまう」と誌面で語っています。①のテイクバック時と②の振り終わりの上半身・下半身の向きはほとんど変わりません。スタンスは平行足で位置も変わりません。それでも強い球が打てるのは肩甲骨を使って、球を捉えるタイミングもが絶妙なのかもしれません。松平健太選手の様なフォームで打とうとしても、若い頃に身に付けた【A】のようなフォームはそう簡単には修正できません。つい熱くなると全てを忘れ、力一杯【A】の様なフォームで打ってしまうのです。そして相手の返球に反応できず振り遅れ、球は後方に飛んで行きます。😨

そこで見かねた杉本コーチが「右足でタメを作って、右足に重心を置いて打ってみたらどうですか?」とアドバイスを受けました。な〜るほど。確かに体のブレがなくなり、安定して連打できます。極端な理論の様に思えますが、矯正法としては効果的です。この様に欠点を指摘され、解決法をその場で教えて頂けると大変助かります。暗いオヤジの顔がぱっと明るくなります。

数年前に見た「見目剛廣/原田隆雅監修」の「超効くコツ!!」というDVDを思い出しました。それが下図【C】です。平行足にして、テイクバック時は左ひざを前に出してタメを作り、振り終わりの時は右ひざが前に出て、自然と体が回転し、軸がブレないというものです。ひざは交互に前後しますが、①②共に右足に重心を掛けます。

頭の中で理解していても、実践で活用できていない。新しい情報が脳のシナプス効果により昔の記憶の断片と繋がるのかもしれません。やっと理論と実技が噛み合って、振り遅れることのないフォームを今度こそ修得できるに違いない!と信じて精進する所存です。😭

※戦型により理論は変わると思います。自分に合った打法を見つけることが大事ですね。何かの参考になれば幸いです。

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丹阿弥清次

1955年生まれ。広告デザイン会社退社後、デザイン会社を起業して三十数年。卓球歴は大学以来40年の空白状態。還暦前に再挑戦。しかし奮闘努力の甲斐もなく今日も涙のボールが落ちる。

※批判的なコメントはご容赦願います。